「週末どうするの?」と聞かれて、I will... うーん と止まる。「〜する予定なんだ」と言いたいのに、be going to なのか will なのか迷って口が動かない——。予定や意志の話は、雑談でも仕事でも毎日出てきます。未来のことが話せないと、約束も相談も先延ばしになってしまいます。
この記事では、will と be going to の使い分けを、週末の予定や意志をパッと言えるようになることをゴールに練習します。文法の暗記ではなく、声に出して反射にするのが目的です。
未来形が話せない理由
未来形を知識として知らない人は、ほとんどいません。will は「〜だろう」、be going to は「〜する予定」 と説明を読めば分かる。それなのに話せないのは、理由が 2 つあるからです。
willとbe going toの使い分けが反射になっていない。頭では分かっていても、会話のスピードでは「どっちだっけ」と一瞬止まってしまう。- 「未来 = will だけ」と思い込んでいる。学校で最初に習うのが
willなので、確定した予定まで全部willで言おうとして、不自然になる。
どちらも「知らない」のではなく「口が使い分けを覚えていない」状態です。だから、覚え直すより軸を決めて口に出して練習するほうが効きます。英語がとっさに出ない感覚そのものに悩んでいる人は 英語が口から出ない人へ もあわせて読んでください。
will と be going to の使い分け
未来形は「どちらでも正解」の場面も多いですが、迷わないための軸を 3 つ決めておきましょう。この軸を口に覚えさせるのがゴールです。
アクション1:その場で決めた意志は will
話しているまさにその瞬間に決めたことは will で言います。「よし、そうしよう」と今決めた ニュアンスです。
- 電話が鳴った →「私が出るよ」
I'll get it. - 相手が困っている →「手伝うよ」
I'll help you.
I'll と短縮するのが会話では自然です。まず「今決めた意志=will」を、次の練習で 5 回声に出してください。
アクション2:前から決めていた予定・確実な兆候は be going to
会話の前からすでに決めていた予定や、目の前の状況から確実に起こりそうなことは be going to を使います。「もう決まっている」「そうなりそう」 の感覚です。
- 前から計画していた →「週末は京都に行く予定」
I'm going to visit Kyoto this weekend. - 空が真っ暗 →「雨が降りそう」
It's going to rain.
be going to は主語に合わせて am / is / are を変えます。次の練習で「決まっている予定=be going to」を口に入れましょう。
アクション3:確定した約束は現在進行形でも言える
すでに時間や相手が決まっている確定予定は、現在進行形(be 動詞 + -ing)でそのまま未来を表せます。ネイティブが予定を話すとき、実はこれをよく使います。
I'm meeting Tom at seven.(7時にトムと会うことになっている)We're having a meeting tomorrow.(明日は会議がある)
また、時刻表やスケジュールで決まっていることは、現在形で未来を表します。The train leaves at nine.(電車は9時発)のような形です。まずは will と be going to を固め、この2つは「そういう言い方もある」と知っておけば十分です。時制の土台を固めたい人は 現在形を使った英語スピーキング練習 からどうぞ。
週末の予定を話す練習
会話で一番聞かれるのが「週末どうするの?」です。答えられるようにしておきましょう。前から決めていた予定なので、基本は be going to(や現在進行形)で言います。声に出してください。
意志・とっさの返事を話す練習
会話の途中で「今決めた」返事は will です。相手の一言に反応する形で、I'll ... を声に出してみましょう。
疑問文・否定文の練習
未来のことを聞く・断るのも会話では頻出です。will は Will you ...? / I won't ...、be going to は Are you going to ...? / I'm not going to ... の形です。
よくある間違い
未来形は、使い分け以前の「形のミス」でつまずくことも多いです。典型的なものを整理しておきましょう。
✗ 間違いI will going to study.
◯ 正しいI'm going to study.
なぜwill と be going to を混ぜている。どちらか一方だけを使う。
△ 不自然I'm going to help you.
◯ 自然な言い方I'll help you.
なぜ今その場で決めた申し出は be going to より will が自然(通じるが不自然)。
✗ 間違いWhen I will arrive, I'll call you.
◯ 正しいWhen I arrive, I'll call you.
なぜ時・条件を表す when / if の節では未来でも現在形を使う。
✗ 間違いI will can speak English.
◯ 正しいI'll be able to speak English.
なぜ助動詞を2つ重ねられない。will can ではなく will be able to。
✗ 間違いIt will rain, look at the sky.
◯ 正しいIt's going to rain, look at the sky.
なぜ目の前の兆候から確実に起こることは be going to。
2番目のように「通じるけれど不自然」なだけのものは、間違いと断定せず、より自然な言い方に寄せていけば十分です。大事なのは、迷ったら軸(今決めた=will/前から=be going to)に戻ること です。
例文のまとめ練習
最後に、仕上げの 5 問。日本語だけ見て、will か be going to かを選びながら、英語を 3 秒で言えるか試してください。
全部スラスラ言えたら、未来形の使い分けはかなりできています。詰まった問題は印をつけ、明日もう一度。基本文型を広く練習したい人は 瞬間英作文の例文100選 へ。疑問文づくりが苦手な人は 疑問文が口から出ない人へ もおすすめです。
未来形は、知識として覚えるだけでなく、短い文を何度も声に出して反射化することが重要です。「今決めたか、前から決めていたか」を意識しながら口を動かすうちに、will と be going to が自然に選べるようになります。
SpeakSprint で未来形を練習する
SpeakSprint には未来形を含む文法ユニットがあり、日本語を見て will や be going to の文を組み立て、声に出して回答できます。AI が will と be going to の混線や、時・条件節での未来形の誤りなどを 12 種類の文法カテゴリで指摘するので、「自分の未来形が合っているか」がその場で分かります。
週末の予定や自分の意志を英語でサラッと話せるようになりたい方は、SpeakSprint で続けてみてください。過去の話も固めたい人は 過去形を使った英語スピーキング練習、経験や継続を話したい人は 現在完了形が使えない本当の理由 もあわせてどうぞ。
よくある質問
will と be going to は、結局どう使い分ければいいですか?
軸は2つです。話しているその瞬間に決めた意志は will、会話の前からすでに決めていた予定や、目の前の状況から確実に起こりそうなことは be going to を使います。たとえば電話が鳴って今出ると決めたなら I’ll get it、前から計画していた旅行なら I’m going to visit Kyoto です。迷ったら「今決めたか、前から決めていたか」に戻ると選びやすくなります。
未来のことは全部 will で言ってはいけないのですか?
通じますが、確定した予定まで will で言うと少し不自然に聞こえます。学校では will を最初に習うので未来イコール will と思い込みがちですが、前から決めていた予定は be going to、すでに時間や相手が決まっている約束は現在進行形(I’m meeting Tom at seven など)で言うのが自然です。まず will と be going to を使い分けられるようにし、現在進行形の未来は少しずつ足していけば十分です。
will going to と言ってしまいます。どう直せばいいですか?
will と be going to はどちらか一方だけを使う、と覚えてください。I will going to study ではなく、I’m going to study か I’ll study のどちらかです。2つを混ぜてしまうのは、頭の中で両方の形が候補に上がったまま口に出しているサインです。短い文を声に出して、どちらか一方で言い切る練習を繰り返すと、混線しなくなります。
When I will arrive のように、when の後に will を付けるのは間違いですか?
間違いです。時や条件を表す when / if などの節の中では、未来のことでも現在形を使います。When I arrive, I’ll call you のように、when の節は arrive(現在形)、主節は will で言います。If it rains, I won’t go も同じで、if の節は現在形です。ルールとして丸暗記するより、When I get home, I’ll… のような形を声に出して型で覚えるのが早いです。
未来形を話せるようになるには、どのくらい練習が必要ですか?
毎日 10 分でも、2〜3 週間でとっさに出る感覚が変わってきます。この記事の例文を声に出し、will か be going to かを選びながら言うのがコツです。詰まった文には印をつけて翌日もう一度。特に週末の予定と、今決めた意志の返事を分けて練習すると、2つの軸が体に入っていきます。量より、毎日口を動かす継続が効きます。
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