「週末は何してた?」と聞かれて、I... go to... うーん と詰まる。昨日の出来事を話したいのに、過去形がパッと出てこない——。日常会話の半分は「昨日・先週・さっき」の話です。過去形が話せないと、会話の話題が一気に狭まります。
この記事では、過去形を使ったスピーキングを、昨日や週末の出来事を話せるようになることをゴールに練習します。文法の暗記ではなく、声に出して反射にするのが目的です。
過去形が話せない理由
過去形を知識として知らない人は、ほとんどいません。go の過去は went と問われれば答えられる。それなのに話せないのは、理由が 2 つあるからです。
- 不規則動詞の変化が反射になっていない。
go → went、have → had、buy → bought。知ってはいても、会話のスピードで取り出せない。 - 否定・疑問で
didを使う切り替えが間に合わない。I didn't go.Did you go?の形が、考えないと出てこない。
どちらも「知らない」のではなく「口が覚えていない」状態です。だから、覚え直すより口に出して練習するほうが効きます。現在形が不安な人は 現在形を使った英語スピーキング練習 から固めるのもおすすめです。
規則動詞と不規則動詞
過去形には 2 種類あります。
- 規則動詞: 語尾に
-edをつける。play → played、watch → watched、want → wanted。 - 不規則動詞: 形が変わる。会話頻出の以下は丸暗記する価値があります。
| 原形 | 過去形 | 意味 |
|---|---|---|
| go | went | 行く |
| have | had | 持つ・食べる |
| do | did | する |
| get | got | 得る・着く |
| see | saw | 見る・会う |
| buy | bought | 買う |
| make | made | 作る |
| take | took | 取る・乗る |
| eat | ate | 食べる |
| come | came | 来る |
この 10 個が反射で出れば、会話の過去の話はかなりカバーできます。慣れてきたら、次の 10 個も足しておきましょう。どれも日常会話で頻出です。
| 原形 | 過去形 | 意味 |
|---|---|---|
| say | said | 言う |
| think | thought | 思う |
| find | found | 見つける |
| give | gave | 与える |
| know | knew | 知る |
| leave | left | 出る・置き忘れる |
| meet | met | 会う |
| tell | told | 伝える |
| feel | felt | 感じる |
| write | wrote | 書く |
不規則動詞は一覧を眺めても覚えられません。例文の中で声に出して使う と、形と意味がセットで口に残ります。
didを使う疑問文・否定文
過去形でつまずく最大のポイントがここです。鉄則は 1 つだけ。
did/didn'tを使ったら、動詞は原形に戻す
did 自体がすでに「過去」を表しているので、後ろの動詞まで過去にすると二重になってしまいます。
- 否定:
I didn't go.(×I didn't went.) - 疑問:
Did you go?(×Did you went?)
疑問文づくりが苦手な人は 疑問文が口から出ない人へ もあわせて読んでください。
「しなかったこと」を話す練習(否定文5問)
「〜しなかった」が言えると、話せる範囲が一気に広がります。didn't + 原形 の形で、声に出してみましょう。
didn't の後ろは必ず原形です。had ではなく have、went ではなく go。過去は didn't がすでに表している ので、動詞まで過去にしないのがコツです。
昨日の出来事を話す練習
実際に「昨日」を話してみましょう。声に出してください。
週末の出来事を話す練習
会話で一番聞かれるのが「週末どうだった?」です。答えられるようにしておきましょう。
よくある間違い
- did と過去形を重ねる: ×
Did you went?→ ◯Did you go?。didを使ったら動詞は原形。 - be動詞の過去で did を使う: ×
Did you were busy?→ ◯Were you busy?。be動詞(was/were)の疑問文はdidを使いません。 - 不規則動詞を規則変化させる: ×
I goed→ ◯I went、×I buyed→ ◯I bought。 - 時を表す語を忘れる:
yesterday(昨日)last week(先週)this morning(今朝)を添えると、過去だと伝わりやすくなります。
例文のまとめ練習
最後に、仕上げの 4 問。日本語だけ見て、英語を 3 秒で言えるか試してください。
全部スラスラ言えたら、過去形の反射はかなりできています。詰まった問題は印をつけ、明日もう一度。基本文型を広く練習したい人は 瞬間英作文の例文100選 へ。
過去形は、知識として覚えるだけでなく、短い文を何度も声に出して反射化することが重要です。
出来事をつなげて話してみよう
単発の文が言えるようになったら、2〜3 文つなげて「昨日のミニ報告」を作ってみましょう。接続詞 and(そして)but(でも)so(だから)でつなぐだけで、ぐっと会話らしくなります。
慣れてきたら、昨日の出来事を 3 文続けて声に出してみてください。たとえば I got up early. I went to the gym. Then I met a friend for lunch. のように、短い文を並べるだけで立派な近況報告になります。文をつなぐ練習 が、単語の暗記を「話せる」に変えていきます。
SpeakSprint で過去形を練習する
SpeakSprint には過去形のユニットがあり、日本語を見て過去形の文を組み立て、声に出して回答できます。AI が did の二重過去や不規則動詞のミスを 12 種類の文法カテゴリで指摘するので、「自分の過去形が合っているか」がその場で分かります。
昨日の出来事を英語でサラッと話せるようになりたい方は、SpeakSprint で続けてみてください。
よくある質問
過去形は知っているのに、会話でとっさに出てきません。なぜですか?
知識はあっても、口が形を覚えていないからです。go の過去は went と問われれば答えられても、会話のスピードでは取り出せない、というギャップです。これは覚え直すより、短い過去形の文を声に出して反射にするほうが効きます。よく使う不規則動詞を例文の中で繰り返し言うと、とっさに出るようになります。
不規則動詞が多すぎて覚えられません。どこから覚えるべきですか?
まずは会話頻出の go / have / do / get / see / buy / make / take / eat / come の 10 個から始めましょう。この記事の表にある通り、これだけで過去の話はかなりカバーできます。一覧を眺めるのではなく、例文の中で声に出して使うと、形と意味がセットで口に残ります。慣れたら say / think / find などを足していけば十分です。
did と過去形を二重に使ってしまいます。どう直せばいいですか?
did や didn’t を使ったら、後ろの動詞は原形に戻す、という一点だけ覚えてください。Did you went? ではなく Did you go?、I didn’t went ではなく I didn’t go です。did 自体がすでに過去を表しているので、動詞まで過去にすると二重になります。否定文と疑問文を声に出して練習すると、自然に原形に戻せるようになります。
be動詞の過去(was / were)と did の使い分けが分かりません。
「〜だった・〜にいた」のような状態は was / were、「〜した」という動作は did で表します。状態の疑問文は Were you busy? のように was / were をそのまま前に出し、did は使いません。一方、動作の疑問文は Did you go? のように did を使います。was / were の文に did を足さないことを意識すると、混乱が減ります。
過去形を話せるようになるには、どのくらい練習が必要ですか?
毎日 10 分でも、2〜3 週間でとっさに出る感覚が変わってきます。この記事の例文を声に出し、詰まった文に印をつけて翌日もう一度言う、を繰り返すのが効率的です。さらに昨日の出来事を 3 文つなげて話す練習を足すと、単発の文が会話の近況報告に変わっていきます。量より、毎日口を動かす継続が効きます。
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